栄養管理ソフト おすすめ比較表(機能紹介)
2023.06.20Last Updated on 2024年1月29日 by トータルソフトウェア
今回はカロリーシリーズの機能比較をご紹介します。それぞれのソフトの機能などをわかりやすく比較表にしてみました。
また、それぞれの機能の簡単な概要説明もいたします。
基本的なことを説明していただけるって事ですね。
確かにそれぞれのソフトによって何ができるの?って知ることは大事ですね。
栄養管理ソフトとは
最初に栄養管理ソフトとは?について説明をいたします。
病院や特養等の介護施設、保育園などで提供される給食の献立作成にあわせて栄養管理(栄養計算)、入院患者(入所者、園児)のアレルギーや禁忌食などの喫食情報管理、給食の提供に必要な食材の発注管理を行うことができるパソコン用のシステムを栄養管理ソフトと呼びます。
アレルギーや禁忌食をもつ利用者様の献立を個別に考えたり、食材の発注、在庫管理を処理したりなど栄養士の業務は多岐にわたり多忙な業務になります。これらをExcelなどの手作業で管理するのはかなり時間がかかり栄養士の業務負担も大きく、発注漏れ等のミスを引き起こす可能性もあります。
このような多岐にわたる栄養業務をサポートしてくれる栄養管理ソフトは非常に重要なシステムと言えます。
1.まずは、それぞれの栄養管理ソフトの機能比較表をご覧ください
栄養管理ソフトごとの機能比較表
それぞれの製品ごとに標準で使える機能やオプションで使える機能を一覧で確認できます。×印は利用できない機能になります。基本的に全シリーズを通して献立入力の方法は共通ですので利用しやすい仕様となっています。
製品名 | 病院用/老健用 | 特養等の介護施設用 | 委託給食会社向け | 保育園向け | 栄養計算ソフト |
メディカロリー | プロカロリー | Qカロリー | Kids’カロリー | Myカロリー | |
献立入力 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
個人管理 | 〇 | 〇 | オプション | × | × |
園児管理 | × | × | オプション | 〇 | × |
発注管理 | オプション | オプション | 〇 | 〇 | オプション |
栄養ケア・マネジメント | オプション | オプション | × | × | × |
帳票印刷 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
2.次に、それぞれの機能についてのご説明になります
①献立入力
業種により多少異なりますが朝食、昼食、おやつ、夕食などの食事区分を最大9つまで設定できます。
それぞれの食事区分に料理を入力することで一日ごと、食事区分ごとの栄養計算をすることができ、目標量に合わせた栄養管理ができます。
献立作成は、複数日分の献立をまとめて入力できます。また、食種ごとに表示させてまとめて入力することも可能です。過去に使用した献立・食材をマウス操作でドラッグ&ペーストしたり、期間を指定して一気に複写することも可能です。いちから入力する手間を大幅に省くことができます。
料理単位、食事区分単位、一日単位、食種単位などの栄養バランスや、食材の重複、アレルギー食材の有無をチェックしながら献立を入力できるのも便利なポイントです。
また、献立の食品構成(穀類や野菜類など)も同時に表示して確認することができます。
入力方法も料理マスタや食品マスタも予め準備されているので、導入後すぐに業務に取り掛かれるのは魅力です。
よく使う食品だけを献立入力の検索に表示させるについてはこちら
成分を指定して食材検索についてはこちら
入力済みの献立データの変更についてはこちら
②個人管理・園児管理
栄養管理ソフトにより異なりますが、入院患者、入所者、園児などの個人を管理します。基本的に入院(入所、入園)から退院(退所、退園)までの食事情報を管理します。禁食情報や注意事項、アレルギーなどの情報から個人ごとの食事摂取基準の計算なども処理できます。
他にも身長、体重、BMI、体脂肪率などの身体計測情報の履歴管理や空腹時血糖、アルブミン、中性脂肪などの生化学検査の履歴も管理できます。(園児管理では身体計測の一部項目と生化学検査は管理できません)
なお、個人管理での情報を元に食数の集計ができ献立入力で発生する食材の発注までに至ります。
③発注管理
献立入力で使用されている食材(食品)と食数を元に発注書を自動作成することができます。食材の発注処理や在庫管理など献立提供に必要な業務ができます。
自動的に必要な食材をリストアップして発注数量を計算しますので発注漏れを防ぐことができ、さらに適正な在庫管理ができ食材のロスの発生防止にもつながります。発注書を自施設にあわせてカスタマイズできる機能も準備しています。
また、おおよその材料費も事前にわかるので必要に応じて献立の調整が行えます。
施設にあわせた発注書(書式作成)についてはこちらから
④栄養ケア・マネジメント
栄養スクリーニング、栄養アセスメント・モニタリング、栄養ケア計画書(介護用・障害用)、栄養管理計画書(医療用)、経口移行・維持計画、栄養ケア経過記録などに対応。栄養ケアの流れに沿って運用できます。
厚生労働省推奨様式対応で導入後すぐに運用可能です。科学的介護情報システムLIFEにも対応しています。※メディカロリーやプロカロリーのオプションとして導入することも可能です。
⑤帳票印刷
献立表や調理場に指示する調理指示表、週間献立表や月間献立表、お品書き、弁当ラベルなど調理や掲示に関する帳表、患者一覧表や食札患者、BMI人数分布表などの患者(入所者・園児)に関する帳表。発注書や食品仕入単価推移表、受払簿など発注管理に必要な帳票。栄養ケア計画書、栄養管理計画書などの栄養ケア・マネジメントで必須の帳表など印刷することができます。
例)
機能 | 帳票名 |
献立 | 調理表、週間献立表、給食日報、検食簿、食費の加熱加工簿など |
個人管理 | 食札、BMI人数分布表、食事指示箋、エネルギー・たんぱく質人数分布表、成長の記録(保育園)など |
発注管理 | 発注書、材料費一覧表、食品仕入単価推移表、発注食品使用量比較表、給食材料日計表、棚卸表、受払簿など |
栄養ケア・マネジメント | 栄養スクリーニング・アセスメント・モニタリング、栄養ケア計画書、栄養管理計画書、経口移行維持計画(経口維持計画)、ミールラウンド記入票など |
上記例には記載されていませんが、栄養報告書(各都道府県対応)、食品構成表、年間栄養量表、加重平均成分算出表など栄養業務に必要な帳票も出力できます。
いかがでしょうか?一口に栄養管理ソフトといってもソフトにより機能が異なるのがお判りいただけましたでしょうか。
保育園用とか介護施設用にしかない機能や帳票があったりするから注意が必要ですね。
そうですね。紹介した一覧表でソフト毎の機能を比較していただけると理解しやすいかと思います。わからない場合はとりあえずお問い合わせいただくことが大事ですね。
まずはどの業務について困っているのかその課題は解決できるかどうかも含めてソフトの検討はしたほうが良いですね。相談します!
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